声優になる条件と聞かれたら「情熱」と真っ先に答えます。
才能があっても感性が豊かでも、それを開花させる為には絶対に情熱が必要です。
日常に流されたり言い訳を繰り返し情熱が冷めて辞めていった人たちは沢山います。
好きなこと！夢だからこそ！誰にも負けない情熱を持って臨んでください。

声の力は無限大です。演じるキャラクターは、何者か？どんな感情を伝え、そして何を求めているのか？
状況、情景を感じ、それらを積み上げて表現すると、それは大きなパワーになって、お客様に届きます。建築でもそうですが、基礎がしっかりしていない建物は、脆くも崩れてしまいます。確実な基盤を一緒に積み上げましょう。そして、自由に開いた心から、イマジネーションの翼を広げ、未知なるエネルギーを表現出来る声優を目指して下さい。

夢は限りない。夢はひとつじゃない。
お芝居、声、歌、トーク、様々な「表現」から生まれる様々な「未来」。そして様々な「出逢い」。
それぞれの心にあるキラメキを磨いて、一緒に夢に向かって歩いていきましょう。

声優は体をさらさない分、色々な役をやれる可能性があります。
しかし、それは色々な声を出すということではなく、様々な価値観を知り、それを自分の身体に落としこんで最終的に声のみで表現するお仕事です。

明るく素直な気持ちで、いろんなことに興味を持ち、心が動かされることが役者の財産になります。
そしてそれを恐れずに外に出す勇気も必要です。知るべきこと、やるべきことには終わりがありません。一緒に楽しく苦しみながら乗り越えて行きましょう。

想像力が必要な世界だと思います。マイク前でどれだけイメージ出来るか。
そして、普段の自分も全て芝居に出ます。色々な経験をしてそれをどう感じるか。

技術力ももちろん必要だけど、まずは気持ち。

失敗した経験から学べることもたくさんありました。そんな私から何かを伝えられれば、と思っております。

想像してみてください。

今現在この地球の人口は約74億人。それに対して漫画やアニメ、小説、などの登場人物を考えるとこの世界には人で溢れているという答えに辿り着くと思います。

他者を演じるというのは、想像力。作家、キャラクター、の思考にアクセスしていく作業の連続です。そして、技術や個性を使って相手に届ける。

私は声優ではないので、講師ではなく演出家、アクトトレーナーとして現場を創っていく所存です。

この現場に関わる全ての人が幸せになるように、私ができる事は尽力できればと思っております。

お会いできる日を楽しみにしております。

僕はデビューした後も含め下積みの期間が長かった方だと思います、 長い下積み期間の中で、色々な先生方、先輩方、ディレクターさん方、スタッフさん方から、 技術的な要素以外にも、ジャンルごとに重視されることや、 立場の違う方達がどういう事を考え望んでいるのかなど、本当に色々な事を教えて頂きました。

そんな自分だからこそ、様々な壁を越えるための考え方や必要なトレーニングなど、 皆さんそれぞれの状況を踏まえ、いち声優としてお伝えできることがあるのではないかと思っております。

「Play is play.」……演劇とは、遊びである。
イギリスの舞台演出家ピーター・ブルックの有名な言葉です。
これは、声優の皆さんにも言えること。役の心の動きを読み解き、音声で表現することが声優の仕事ですが、もう一つ、それが「遊びのように楽しい作業」であり続けるということが何よりも大切です。
私のクラスは、世界標準となっている俳優の演技法「スタニスラフスキー・システム」を声優向けにアレンジした方法を用いて、台本読解による役の心の分析からじっくり進みます。
この体系立てられた演技理論を学ぶことにより、演技力向上はもちろん、声優の仕事をいつまでも楽しみながら、どこまでも深く探究を続けることができるようになります。
本当に「演技ができる」声優を目指して、一緒に楽しみましょう！！